高血圧を下げるために、桑の葉エキスのサプリメントを使うという人がいます。
桑の葉は、日本国内に自生するクワ科の植物です。
かつては蚕の食料としてメジャーでしたが、最近はお茶にして飲むという方法もとられています。
血圧の調節だけでなく、コレステロールの調整や、血糖値を下げる効果、便秘を改善する作用などが、桑の葉エキスの摂取で期待できます。
ビタミンC、ビタミンB、各種のフラボノイド、カロテン、γアミノ酸などが、桑の葉に含まれているという主な栄養素です。
高血圧の調節に効果がある成分としては、中性脂肪の量を下げるという食物繊維やフラボノイドがあります。
お茶、錠剤、カプセルなど、様々な外観の桑の葉エキスのサプリメントが開発され、店頭に並んでいます。
古くから漢方薬として使われてきた桑の葉は、副作用や健康上の問題が起きることはほとんどありません。
過剰摂取になる量は決まっていませんが、記載されたとおりの使用量を飲むように心がけましょう。
長期的に使用することで血圧への効果が期待できますが、臨床試験の結果では、短期の使用でも血圧への影響はあるようです。
体質によっては、桑の葉サプリメントを継続的に使用していると、下腹部が張って、おならの出がよくなる場合があります。
サプリメントで桑の葉エキスを摂取したために身体的な効果が現れて、血圧の調節がうまくいっているからだと考えられています。